最高の夏

しばらくバイトの休みをもらって観劇と旅行を満喫した。

三軒茶屋で深津絵里主演の『春琴』を観、名古屋であいちトリエンナーレ参加作品ままごと『日本の大人』を観劇。

春琴は密やかでストイックな演出と出演者の素晴らしさでマイベストオブイヤー暫定1位に。去年野田地図『エッグ』を観たときの衝撃ほどではないが、創作意欲を掻き立てる素晴らしい作品だった。再演が重ねられるのも納得(今回がラストということで、観られて本当に良かった)。

ままごとは去年からずっと観ているが、今まで観たアンチドラマ的な作品ではなく、かっちりしたストーリーがあって且つ大人も子供も楽しめる文字通りの意欲作。小劇場系の演劇に有りがちな、役者の個性を殺して演出重視で演るのを取っ払って、役者の強みと個性を全面に押し出しているのが印象的だった。劇作家・演出家としての柴幸男の引き出しが今後更に増えることに期待。

その後大阪へ行って小学校時代の友人に会った。
私が大学生になれば彼女も女子大生になるわけである。ファッションは今時の女子大生らしくしているのに、喋っている内容が昔と変わらないのが面白い(そりゃそうだ同じ人だもの)。
お互いの進学や留学の話もしながら、思い出話で盛り上がったり。

実家に帰って来て、今日は中学の友人に会った。
都内の大学へ行っているだけあってこれまた女子大生らしい格好をしていて、何だか私だけ取り残されているような気持ちになる。
ユーミンの『ハルジョオン・ヒメジョオン』という曲の歌詞に「私だけが変わり みんなそのまま」というフレーズがあるが、まさにその逆だなあと少し悲しくなった。変わりたいのかと言われれば?なのだが。

明日は久しぶりに劇団四季『夢から醒めた夢』を観て、一人暮らしの部屋にもどる予定。予定は未定。